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「表情力」って
なんだと思いますか?
・普段の自分の表情なんて特に意識していない
・愛想笑いをする時くらいしか意識しない
・職場や学校、友人の前でも表情を作ってばかり
・家に帰っても1人だから笑わない日もある
・最近泣いてないし怒っても無い
・喜ばないといけない時は頑張って喜んでいる
そんな、
「日常の中で、
自然な喜怒哀楽を出せていない人」
現代にとても多いと思います。
そもそも”表情”ってなんだろう。
検索してみると
「心の中の感情が顔など外部に現れたもの。」
と出てきます。
そしてその感情の
4大勢力が“喜怒哀楽”でしょう。
2017年4月に、
アメリカ在住のAlan S.Cowen氏は論文で
男女800人以上から調査した結果、
「人間は基本的に27種類の感情を持ち
その中で様々な組み合わせを行うと
結果”2,185”の感情を持つ」
という発表をしました。
それだけ多くの数の感情があれば
“経験しないまま人生を終える感情”も
当然あることでしょうし、
怒りや悲しみ、悔しさなどの
「ネガティブな感情は
人生の中で出来るだけ感じたくない」
経験したことがある人ならば
誰しもがそう思うでしょう。
ですが、そんな
”ネガティブな感情になりたくない”
が為に、
自分のやりたいこと、好きな事すら諦めてしまう。
自分が傷つかないように、
自分を守る為に、
必要以上に自分の事を自制している。
必要以上に空気を読んで人に合わせている。
“自分”を押し殺している為
“自分”が何をしたいのかも
「分からなくなってしまっている」。
そんな毎日で本当にいいのでしょうか?
これからもそんな人生を送り続けるのですか?
そんなあなたを誰かが愛しても
それは、
”あなた”ではないと思いませんか?
ただただ、”時間の無駄”を
繰り返しているだけだと感じます。
そんな時こそ、
大事にするべきなのが
「表情力」。
「表情力」をつける事によって
あなたの心を丸ごとほぐし、
豊かにすることが出来るのです。
“感情”と”表情”は
本来リンクしたものです。
幼い子供の頃のように
嫌だと泣く。
怒っても泣く。
嬉しかったら笑う。
楽しくて笑う。
これらはとても自然な事なのです。
それを大人になっていくうちに
心の中に隠すようになってゆきます。
ですが、あなたは、
無理に心の中へ押し込めすぎているのです。
まずは、
あえて“顔に出す”
ことからはじめませんか?
とても自然なことなのに
はじめは努力が必要な人も多いと思います。
楽しいことや嬉しい事があったなら
自然に上がる口角を下ろさずに過ごしましょう。
帰り道でスキップをするのもいいでしょう。
悲しい事があったならば
強がる事をやめて人に素直な心で甘えましょう。
その事を喜んでくれる人がいるはずです。
頭にくる事があったならば、
心が落ち着くまで怒った顔で過ごしてみましょう。
きっと、
いつもとは違う出来事が起こるはずです。
怒られて納得がいかないのならば、
無理に反省をしているように見せかけるのでは無く
納得がいかない事を隠さないようにしましょう。
出来るのならば、
納得がいかないと伝えましょう。
そして説明をしてもらいましょう。
そこから本来の問題が解決することもあるのです。
街には”変な人”が沢山います。
だけど、
そんな”変な人”こそ
素直でまっすぐな”力”を持っているのです。
だからこそ、
自分のことを分かってもらいたい人に、
本当のことを分かってもらう事が出来るのです。
あなた自身だって、
何を考えているか分からない人よりも
思った事がすぐに顔にでてしまう人の方が
”付き合いやすい”
と思いませんか?
思った事、やりたい事なんて、
言った者勝ちな世の中です。
だけれども、
口には出しにくい事ならば、
表情で伝えるという力。
ストレスを、
上手に発散する事が出来る力。
今まで気づけなかった自分のことを
理解する事ができる為の力。
自分が傷つかない為の力。
大事な人の為になる、力。
それが「表情力」なのです。
完璧な人なんていません。
完璧である必要なんて無いんです。
子供っぽい自分も、
本当はなまけものな自分も、
実は何も考えていない自分も、
真剣になると張り切ってしまう自分も、
隠さないでください。