購入したのを覚えていないが
きっと7年ほど前。
当時、野外での仕事が多い職についており
完全に仕事用に購入したユニクロのジーパン。
引っ張ると少しストレッチが効くもの。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0510-1024x768.jpg)
デニムでも構わず
洗濯機でガンガン洗う上に、
乾燥機にまでかけていた為、
既に年季が入ってる感あり。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0514-1-1024x768.jpg)
完全にナチュラルダメージ。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0515-1024x768.jpg)
ナチュラルダメージ2。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0513-1024x768.jpg)
腰回りから足首にかけて徐々に色が薄くなっており、
ひざ下は、まだこんなに青い。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0522-1024x768.jpg)
裾は、自分でハサミで切って爪楊枝でほぐした。
今回、デニムの色抜きをしようと思ったきっかけは
BOHOコーデ風のデニムが欲しかった為。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/07/beach-cheerful-female-2578034-160x90.jpg)
オシャレ着にするためには、
片足の膝下に入っている謎の2本線を
どうにかしたかったのだ。
この謎の線、
ずいぶん前についた線で
多分、乾燥機にかけて
取り込むのが遅かったせいで
クシャッと固まってしまい
それによって付いた線なのではないか
と思っているのだが、
この線の色と同じ色の薄さまで
全体の色が抜ける事を理想とし、決行。
まずはデニムの種類から。
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UNIQLOの
” レギュラー フィット ストレート “
という種類だったよう。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMG_5728.jpeg)
肝心の素材は、
「綿 72%」
「ポリエステル 26%」
「ポリウレタン 2%」
とのこと。
ネットで色々と調べたのだが、
基本的に脱色ができるのは
「綿」素材の部分らしく
「ポリエステル」や「ポリウレタン」が含まれていると
その部分は “脱色できない” とのことだった。
中には、脱色しようとすると
「ポリエステル」や「ポリウレタン」の部分が
“黄色くなる” との報告もあった。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0517-1024x768.jpg)
そうとわかっていても、
家には「キッチンハイター」と
「クローゼットで眠っているだけのこのデニム」がある。
完全に好奇心が勝ってしまった。
例え、生地が傷むだけだとしても。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0520-1024x768.jpg)
そもそも、「キッチンハイター」で
デニムの色抜きを試している人はあまり居ないようで
「衣類用ブリーチ」や
普通の「ハイター」
を使って色を抜いている人が多いようだった。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/08/IMGP0464-1-160x90.jpg)
何はともあれ、
お金をかけずに自宅であるものでやってみる。
出来なかったら諦める。
と決めて挑戦。
試される方は、
必ず換気する事をお忘れなく。
そして、出来るだけ
キッチンハイターにお手を触れないようにご注意を。
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ビニール手袋をはめ、
洗面台に、ぬるま湯を
デニムが浸かるくらいまで溜り、
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0526-1-1024x768.jpg)
そこに、キッチンハイターを200ml程度注いだ。
そして、手袋をつけた手で
デニムを沈めていく。
沈めた上から、また
キッチンハイターを200ml程度注いだ。
※5分経過
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0527-1024x768.jpg)
水が濁っているような。
泡が出てきている。
※30分経過
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0530-1024x768.jpg)
泡、どっか行った。
股の部分が結構傷んでいたので
ちょっと浮かせてみた。
※1時間経過
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0532-1024x768.jpg)
写真に写っている、細かい泡のようなものは
泡ではなく、繊維のようなものが浮いてきていた。
そして、デニムの角が浮いてくるので、
竹串で水中へ押し込む。
※2時間経過
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0534-1024x768.jpg)
水をどんどん吸ってゆく。
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割り箸で少し、持ち上げてみると
かなり水が濁っていることがわかる。
汚れなのか。綿の部分の色が出てきているのか。
※3時間経過
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0540-1024x768.jpg)
あまりにも見た目に変化が現れない為、
ただただ傷むだけでは悲しすぎると怖気付き
これにて引き上げ。
洗剤を入れずに、洗濯1回。
洗剤、柔軟剤を入れて、洗濯1回をし
自然乾燥させた翌日がこちら。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0547-1024x768.jpg)
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0548-1024x768.jpg)
下の2枚は、つけ置き前。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0510-1-1024x768.jpg)
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0513-1-1024x768.jpg)
ほんのりと
薄くなっているような。なっていないような。
白かった部分が
黄色がかったような、かかってないような。
ですが一つだけ、
決定的な変化があった部分。それは。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0552-1024x768.jpg)
切りっぱなしの所から出た糸が染まった。
下の写真はつけ置き前。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0517-1-1024x768.jpg)
デニムの綿の部分から色が出ていたということだろう。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0559-1024x768.jpg)
うーん。まだひざ下の線が目立つ。
よし、力技だ。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0553-1024x768.jpg)
とは言っても、
100均の“メラミンスポンジ”。
3cm×3cm×3cmが30個入っているものを
全て半分にハサミで切って袋に詰め直して常備しているもの。
![](https://trees-to-the-woods.com/884/wp-content/uploads/2019/09/IMGP0555-1-1024x768.jpg)
ポロポロなりながら、ゴシゴシし、
スポンジの屑を取り除いて、もう一度洗濯。
乾いた次の日。
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斑らではあるが、かなり薄くなった!
腰回りとおなじくらいの色味にまで
持ってくることができた。
ただ、線は未だ目立つ。
ネットでの色抜きレポートを見ると
2時間のつけ置きを4回や、
3時間のつけ置きを3回など、
何度か繰り返しブリーチ作業を行う必要があると
書いてあるサイトも多かったのだが、
綿100%ではない、
合成繊維の多く混じった
このジーンズでは限界なのだろうと感じ
痛みすぎていない現状で挑戦を諦めた。
そして、実際に破けることなどなく
ちゃんと履くことが出来た。
これにて実験終了。
実際にストレッチデニムの色抜きを
試してみる場合は、
15分〜30分に一度必ず目視で確認しながら
行う事をお勧めします。
写真によっては、光の加減で
多少実際の見た目とは違う部分もあります。