Pexels の Juanjo Menta による写真
ウォーキング・デッド(TWD)を
観れるところまで見終わり、
酷評されているスピンオフ
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」
通称 : フィアーザ
に手を出した。
現在プライムビデオでは
シーズン4まで配信されているが
筆者はここまで
シーズン3の2話まで観ている。
評判がとにかく悪い上に、
これ以上、
ウォーキングデッドにハマってしまうと
自分がヤバイと思った為
観るつもりはなかったのだが、
本家TWDから離脱した登場人物が
フィアーザの方で登場すると聞き
「これは観なければ!!!」と、
魔が差し、
プライムビデオにてポチッと再生してしまった。
それも【吹替版】で。
これが大間違いだった。
その理由は後ほど記したいと思う。
まず、簡単に感想から。
フィアーザを観たことを後悔はしていない。
主人公家族である
ニックやアリシアは顔が可愛いし、
“親子”のあり方について
考えることができる作品となっている。
そして、
TWDと比べると、まだ
世界が変わりたてということもあって
心なしか
「ノラウォーカー達が元気」
である気がして
ウォーカー観察も面白い(笑)。
とはいっても、
フィアーザの作中では
「ウォーカー」とは呼ばない。
途中で離脱するほど退屈
というわけでは、まったくないが
TWDほど大衆受けはしないようだ。
筆者の夫は、
TWDは夢中で観ていたのに
フィアーザだと始まって2.3分で寝落ちする。
そして、多くの人が
面白くないと思う理由はここであると思うのだが
TWDよりも
主人公達の行動に納得できず
イライラさせられる。
ウォーキングデッドを介護に例えるのは
変かもしれないが、
実の両親の介護よりも、
義理の両親の介護の方が優しくなれる。
というのはよくあることで、
フィアーザもTWDとは違い
実の家族から出来たグループだからこそ
“我”がすごい。
言いたい放題であるし、
やりたい放題でもあり、
大事だからこその”冷静さ”を
いつも失ってしまっている。
特に主人公であるマディソン。
今だに、
まったく好きになれないし、
応援する気持ちもおきない。
やはり、
目の前にいる自身の子供よりも
子供たちの父親ではない自分の夫のことを
いつも優先して考えてるようなマディソンの姿は
特に日本人には
受け付けられにくいのではないだろうか。
そして、
心配なのはよくわかるが、
子供たちを信じず
いつまでも子供扱いしている様子も
思春期を経験した誰しもが
マディソンに自分の母親を重ね
“んー!!!”
と、地団駄を踏みたく
なってしまうのではないだろうか。
筆者からすると、
マディソンよりも子供たちの方が
強く、安定していて信頼できる気がする。
確かに子供達も多くの失敗をするが、
マディソンは何をしても
「結果オーライ」なだけではないか。
見事なまでの
”結果オーライ女”
であるから余計に頭にくる。
そんなときにTWDでの
リックが、
まだ幼い息子であるカールを信じ、
一緒に戦った姿を愛おしく思い出す。
母親と父親との違いなのだろうか。
ここで、
“どうして吹替版で見たことが失敗だったか”
その理由を書きたいと思う。
吹替版での
マディソンの話し方なのだが、
少し独特な、
テンポがずれているような、
少しおばあちゃんのような話し方で表現されており
そこが
マディソンの発言を余計に苛立たせる。
未熟であるマディソンを
あえて表現しているのかもしれない。
海外ドラマによくある、
声が高い低いなど、
声質のギャップは
少ない方であった為、
シーズン3からはあっさり
字幕へ切り替える事ができた。
現時点でシーズン6まで
制作が発表されており、
本家TWDとの”交わり”が
どこかで行われるのか?
そして新たに発表された
2020年に公開される
また別のスピンオフの内容や
リックが主人公となる映画の内容も気になる。
TWDファンを退屈させない出来事が、
これからも盛りだくさんとなっている。
“フィアーザ”も
シーズン4あたりからは
「本編よりも面白くなってきた」
といった声もあるよう。
その日まで、
可愛いニックとアリシアが奮闘する様子を
楽しむしかないのであろう。
続編
まさかの、あの人が登場。