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何気なく使いがちな
「予備知識」と「前知識」という言葉。
どちらも
“あらかじめ知識を頭に入れておく”
という意味であろうことは
誰しもわかるかと思いますが、
厳密にいうと
意味が違うことをご存知ですか？
知っていると使い分けられる。
「予備知識」と「前知識」の違いについて
この記事では簡単に解説したいと思います。
「予備知識」とは
まず、予備知識とは、
よび‐ちしき【予備知識】 の解説
https://dictionary.goo.ne.jp/word/予備知識/
事をする前に知っておく必要のある知識。
“事をする前に”という事で、
例えば、
車で旅行へ行くとき。
観光地を目指して車で出発しようとしても
地図が頭に入っていなかったり、
ナビの使い方が分からなくては
出発ができませんよね。
そうならないように、
旅行をするにあたってあらかじめ
道順を覚えておいたり、
ナビの使い方を勉強しておくと
「予備知識」がある、
ということになるかと思います。
「前知識」とは
次に、前知識について。
前知識
https://www.weblio.jp/content/前知識
読み方：まえちしき
事前に、あらかじめ持っている知識。事が起こる前から持っている情報。
“事が起こる前から”
頭に入っている情報が前知識ということで、
こちらも旅行に例えると
家を出発して、ひとまず
高速道路に乗るまでの道はわかるから
そこまで行ってみよう、
ということが出来るのは
「前知識」があるから、ということになるかと思います。
分かりやすい違いは？
分かりやすく
「予備知識」と「前知識」とを比べると、
「予備知識」は
知っておく必要があるため予め頭に入れた知識。
「前知識」は
学ぼうとする以前から知っていた知識。
といったところでしょうか。
「予備知識」を得るためには
ある程度、自ら動いて学びにゆく姿勢が必要で、
反対に「前知識」は
自然に身についていた知識、
“教養”だと言えるのではないでしょうか。
マツ○の知らない世界で例えてみる
ここでもう1つ例え話をしてみると、
とても幅広い知識を持つ事で評判の
マツ○デラッ○スさんがされている
“知らない世界”というテレビ番組がありますよね。
ここへ、
これまでに取り上げられなかった
新たな趣味・嗜好を持つ方が出演されたとして
マツ○さんが
「それってあれですよね、〇〇なんですよね。」
と少し詳しい様子を見せたとき。
このマ○コさんの発言が、
本当に元々その事柄について知っていての
発言ならば、「前知識」。
ですが、
今回その趣味・嗜好について
取り上げられると知っていて
事前に調べてきた情報だとするならば
「予備知識」ということになります。
どちらにしても、
知識が豊富であったり
仕事熱心であったり
もしくは
両方を持ち合わせている様子を伺えますよね。
最後に
「予備知識」と「前知識」の違い、
ご理解いただけましたでしょうか？
この似た2つの言葉の意味を
熟知し、使い分けることが出来たなら
また社会人としての
ステップを1つ登ることが出来るのではないでしょうか。
ぜひ、覚えて、
使ってみてくださいね。
