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人から悩み相談を受けた時、
“たったそれだけのこと!?”
と、正直心の中で
思うことってありませんか?
筆者は思ってしまう事があります。
自分にとっては大した事ないことでも、
今の相手にとってはとても重要なことなのだろうと
親身になって相談にのっても、
なかなか解決しそうにない。
そんな時、
「気にしても無駄だよ!」
「無視しておけばいいよ。」
「いつまでもクヨクヨしてないでさ。」
「悩んだってしょうがないことだよ!」
なんて
“発散系”の言葉を
つい、使ってしまっていませんか?
相手の心が前向きに進んでいる時ならば
“そうだよね!悩んでも無駄だよね!”
“そっか、考えてもしょうがないか。”
“忘れるように努力してみる。”
と、
スッキリしてくれることもあるでしょう。
ですが、
相手の心が深く傷ついてしまっている状態では
“どうして分かってくれないの?”
“あなたは強いから大丈夫なんだろうけど。”
“私には耐えられない。”
そう、余計に傷つき
あなたが追い討ちをかけてしまう事があります。
そんな、心が弱ってしまっている相手を
励まそうと思う時は
必ず「愛」が必要です。
言葉だけじゃなく、
“行動”でも示してあげるべきです。
「気にしても無駄だよ!」
と、同じ言葉を使って励ましたとしても
「気にしても無駄だよ!
そんなことよりさ、この前こんなことがあってね〜」
と、全く別の話題に変えてしまうと
悩んでいる方はついていけず不完全燃焼のまま
あなたにまで不信感を持ってしまうかもしれません。
相手を想う気持ちがあれば
「気にしても無駄だよ!
今日だけはそんなこと忘れてカラオケにでもいこう!」
などと、今だけでも一緒に笑顔になって
悩みを忘れられるような楽しいことをすれば、
相手の気分を晴らす事ができるでしょう。
そういった、
“相手のためになる行動”をとる
気持ち、覚悟がなければ、
“発散系”の言葉は
安易に人にかけて良い言葉ではないでしょう。
人は、
「親身になって自分のことを考えてくれているか」
「親身になったフリだけで口先だけで物を言っているか」
不思議と気づく事ができます。
相手が本当に親身になってくれていると
心がとても晴れやかになるものなのです。
思ってもいないこと、
口に出していませんか?
適当にこの場を終わらそうと、
ぞんざいな言葉ばかり使っていませんか?
“私にはわからない”
素直にそう言うことができない
プライドが、邪魔をしていませんか?