PexelsのAnastasia Shuraevaによる写真
“子供の思っていることは
手に取るようにわかる”
“うちの子はこうだから”
親はそう
子を決めつけがち。
確かに、
親だからこそ分かることもあるでしょう。
多くの子は
人生の中で一番密接だった時間の長い人間が
親であることが多いですから。
でも、
子が親に見せる姿なんて、
むしろ
「ほんの一辺でしかない」
そう思いませんか?
ほとんどの親からすると、
その「ほんの一辺」が
子の素であり、本当の姿、
だとどうやら思いがちで
外で見せる顔の方を
よほど特殊で仮面を被っているかのように
“外面”なんて言いがち。
ですが本当に、
家で見せる姿が
子供の”本当の姿”なのか。
そもそも
”本当の姿”ってなんなのでしょう。
筆者は、
社会で他人に見せている一辺が
その人の本質であると感じています。
例えば
親という限られた人にだけいい顔をする、
ことなんて簡単なこと。
親が子を思う気持ちとは違った意味で、
人生の中で一番密接だった時間の長い相手
だからこそ、
子はコツを得ているのです。
ですが、社会では
自分自身で様々な選択をして、
人にどう見られているか、
人にどう見られたいか、
どんな自分でありたいか、
実行する力を発揮できるか、
それらを決めるのは
全て自分自身。
自分の本質を
無意識のうちに一番
さらけ出しているのは
社会
だと思うのです。
親は子の社会的な様子を
完全に知ることは出来ないでしょう。
“親だから知っている”
という先入観はとても強いものですから。
だからこそ、
親の言う
「うちの子は〜」
こそ信じられない言葉はない、と
筆者は思うのです。
でも他人は、
親の言う言葉を信じがち。
特に毒親を持つ子は
親の「うちの子は〜」に
何度も苦しめられた経験を持つでしょう。
そして子は、
悲しいことに
無意識のうちに親の期待に
答えようとしてしまいがち。
いくら子が、
自分を変えようとしても
引っ張り戻そうとするのは
いつも、
親なのかもしれません。