「メンタルが強い」
という言葉は、最近だと
“人を褒めるとき”にも
“揶揄するとき”にも
よく使われる言葉
となってきています。
本来の意味でいうと
「精神面が強い」
といったところでしょうが、
現代では
「自分らしくいきている」
「人の目を気にしない」
「自分のやりたいように生きている」
「小さい事は気にしない」
側から見て、
そんな風に見える人に対して
よく使われる言葉ではないでしょうか。
そんな、
「メンタルが強い人」
というのは
やりたい事をやって、
言いたい事を言って
「ストレスとはかけ離れた生活」
を送っていそうだと
誰しもが考えるでしょう。
ですが、
「メンタルが強いと、ストレスが少ない」
本当にそうでしょうか?
筆者が実際に、
メンタルが強いと感じていた人達から
聞いた”本音”を3つ紹介したいと思います。
1.メンタルが強いからこそ、
ストレスを感じる事をしてくる人がいる
メンタルが強そうな人というのは
そもそも「気」も「性格」も「身体」までも
強いものだと思い込まれがちです。
その為に、上司や同僚、先輩からなどの
「当たり」も他の人に比べて、
強めに受けている事が多いように思われます。
それすらも難なく交わしているように見える姿が
メンタルの強さを物語っているように感じますが、
他の同僚などへの対応と比べ、
納得のいかないことも多くあるでしょう。
“期待しているからこそ、
あえて厳しくする”
“期待されているからこそ、
厳しくしてくれている”
という、
つもりな人も確かにいるかと思いますが、
相手自身の「強い」「弱い」などに関わらず
人には平等な対応をしてあげるという
“配慮”が必要な人多いのではないでしょうか。
2.ストレスを感じやすい為
メンタルを強く保っている
幼少期から成人にかけての学生時代。
就職をして社会を勉強する社会人時代。
そんな歳月を重ねていくごとに、
徐々に自分のことが分かり始めてきますよね。
自分はこれをしたら楽しい。
これをする事がストレス解消だ。
あの趣味をしている時だけは無心になれる。
あのようなタイプの人は苦手だ。
単純作業をしているとイラつく。
などと、自分を分析する事ができ、
自分にとって不利益なことから
逃れる事ができるようになります。
その中でも”仕事”という事、
自体がストレスになっている人も多いでしょう。
それでも働かなければならない。
働いてなくても生活できる人もいるというのに。
そんな事を思う人は多くとも、
その中には、
・いかに楽をしながら働くかを模索する
・できるだけ楽しみながら働くようにする
・ただただ何も考えずに無心で働く
という人たちが存在します。
その中でも
「ただただ何も考えずに無心で働いている人」
というのは、
ストレスを出来るだけ感じないように
“自分からメンタルを強く保とうとしている人”
ではないでしょうか。
3.メンタルが強いと装っているだけ
強がっている人ってとても多いです。
このパターンが1番多いのではないでしょうか。
強がっていることなんて
誰にも気付かれず、誰にも負けないように
気を張って、影では悔しくて泣いている程。
必死で自分を守る為に武装している人。
実は、
どんな誰よりもガラスのハートです。
その場では聞き流す冗談でも、
誰よりも真に受けて、何日間も気にしています。
以外に多いのが、
社会的に地位があって、お金もあって、
人望もあって、何も不自由なんてないように見える。
そんな人にも、このタイプ意外と多いんです。
自分は裸の王様になっていないだろうか、
誰も信じられない。
そんな不安があるなんて、
周りからは到底、気付かれることはありません。
いかがだったでしょうか。
あなたはどのタイプですか?
上記のタイプ以外にも、
「ストレスを人から与えられない為に
メンタルを弱く装っている」
といった人も社会には存在します。
筆者なら、実際に一緒に働いていると
イラっ!としてしまいそうなタイプですが、
それも、自分を守るための
本人なりの有効的な手段なのでしょう。
“メンタルが強い”
という事が、いい事だとは限りません。
現実から目をそらしていませんか?
その為に強がったり、
無心を心がけたりしていませんか?
・人を人として扱わない。
・表向きは持ち上げられ、
でも影では人を馬鹿にしている。
そんな人の犠牲になっていませんか?
もっと楽に生きる方法が必ずあるはずです。