PexelsのErik Mcleanによる写真
人に悩みを相談しても
なんだか的外れな答えばかり。
仕事をこなしても
思いもしなかった角度から注意ばかり。
“だってね”
“でも”
“違うんだよ”
とつい言いたくなってしまいますよね。
それは、相手に誤解されることを
恐れているからではありませんか?
ちゃんと説明しておかないと事情が伝わらない。
ちゃんと起こったことを話さないと
自分が仕事をサボったみたい。
そう思い、
不安になってしまうのも当然のことでしょう。
そして”でも””だって”がちゃんと言えるのは、
それだけいろんなパターン、事情を考えて考慮している証拠。
悪いことではないのです。
それなのに、
「でもでもだってちゃん」
なんて揶揄されたり、
陰口を言われてしまったり、
なんだか逆ギレされたり。
んー。
そんなに私って悪いかな!?
と納得がいかない事もあるでしょう。
ぜひそんな方に知っておいて欲しい、
もっと上手に人に話を聞いてもらえる方法を
お教えしたいと思います。
まず人に悩みを相談するとき。
つい前情報をないがしろにしてしまっていませんか?
そして、
情報の大きさが整理できていないのではありませんか?
まずは、
自分の中でその悩みをある程度整理してから
人に相談するようにしてみましょう。
それがしっかりと出来ていなければ
“話を聞いて欲しいだけ“
“解決策は求めてない“
“解決する気がない”
とは言われなくなります。
話は変わって、
あなたが別の誰かの相談に乗るとき、
相談者に対してイラついてしまった経験はありませんか?
1つ1つの問題に対して
ちゃんと解決策を導き出しているのに、
「そうしようかと思ったんだけど」
「そこで別の問題が出てきて〜」
と後出し後出して
別の事情を出されてしまうと、
なんだか謎解きゲームを
クリアさせられているような気持ちになりますよね。
自分自身の問題でもないのに
真剣に考えて考えて、でも壁にぶち当たる。
これってただのストレスなのです。
「相談に乗ってくれている人に
出来るだけストレスを与えないような相談方法」
を、相談者は必ず心がけないといけない事なのです。
そのために大事なのは、
“問題の整理”と
“情報の開示”これだけです。
そして「後出しは厳禁」なのです。
だからこそ、
まずは自分の中で悩みを整理して
“この部分についてはこの人に聞いてみよう”
というような問題の整理。
そして話を始める時には
少々長くなったとしても状況をちゃんと隠さず説明する。
もし悩みを相談する中で、
“それは出来ないんだよな〜”
という解決策が出てきてしまっても
情報を後出しせずに“受け入れる”。
相手がこちらの事情を詳しくわからずに
的外れな意見を出してきたとしても、
相手は何も悪くないのですから
相手を否定することはまずやめましょう。
説明不足だった自分の責任なのです。
相談に乗ってくれている人に
ストレスを与えることだけは止める必要があります。
“そんなこと言ってちゃ
人に何にも相談できないよ”
と思う人もいることでしょう。
そうなのです。
人間の大抵の悩みって
人に相談する必要なんてないものばかりなのです。
でもなんだか落ち着かない。
というときは、
”人に話を聞いてもらう”ことにしましょう。
相手がもし自らアドバイスをくれたなら
それは、ラッキーな出来事なのです。
続いては、仕事に関して。
仕事に関しての「でもでもだって」は
ほぼほぼ悪いことではないものばかりだと思います。
誰かが提案したアイデアに
欠点があったなら「でも」
と意見をして当然でしょうし、
仕事に関する「だって」は
「なぜなら」に置き換えることができるからです。
それでも職場で嫌われてしまう
「でもでもだって」は、
“できなかった言い訳”
だと思われてしまっているからではないでしょうか。
それでも
“〇〇さんに別の仕事を押し付けられて…”とか
“△△商事さんから急な案件が来て…”とか、
どぉぉぉおおおうしても
これだけは知っておいて欲しい!
ってこと、ありますもんね。
そんな時こそ社会の鉄則
「ほう・れん・そう」
聞き馴染みすぎていて忘れていませんか?
そして忙しい時なんかは特に
自分の身の回りのことだけに集中してしまいがちで、
人のことが目に入らない時ってありますもんね。
バタバタしているからこそ、
状況を早めに報告・連絡・相談。
“別の人から別の仕事を今、振られた!”
“別の要件が入りそう!”
“思っていたより段取りがうまくいかない!”
そう思った時に即、
手を止めてでも報告しましょう。
先手必勝です。
すると、
その”報告”は”相談”に変わる事もあるのです。
何事も早めに動く。
手を止めて優先順位をもう一度
1から考え直してみる習慣をつけてみることで
自分だけではなく周りの人たちの
ストレスも減らすことができる結果になるのです。
今回は、
・人に悩みを相談する時
・仕事に関して
自分の中で起こりやすい
「でもでもだって」を
先回りして解決する方法を提案しました。
どちらも共通しているのは
まずは”自分の中での整理”、
そして”相手に対する情報提供の配慮”
たったこれだけのこと。
もう「でもでもだってちゃん」なんて呼ばせない!
自分だって「でもでもだって」なんて思ってモヤモヤしたくない!
そう思う方はぜひ
まず口からポンッと溢れて出てしまう前に、
自分の中でだけで整理して
あらかじめ出来ることをしておく
ことを心がけてみると、
ストレスを減らすことが出来るのではないでしょうか。