先日公開となった「トイストーリー4」
公開2日後にさっそくレイトショーで鑑賞してきました。
「3」で完結と言われたトイストーリー。
あんなに完璧な終わり方をしたのに…と
「4」の制作が発表された時から
不安85% : 期待15%という人多かったのでは。
筆者自身、
自らを”アンディ世代”だと思っていたのですが
「4」鑑賞後、
改めてトイストーリー全4作について
詳しく調べていると、
自らをアンディ世代だという人の
年齢幅が広い事広い事。
実際のアンディは何歳なのか。
調べてみると、
アンディ本人が登場する
トイストーリー3作の
年月の進みとアンディの年齢が
比例していないことが発覚。
シリーズ別での年齢としては
「1」公開1995年 作中 7歳
「2」公開1999年 作中 11歳
「3」公開2010年 作中 17歳
とのことで、
「1」〜「2」は時系列に沿って。
「3」に関しては、
実際は11年経過している所
作中のアンディは6歳しか
年を取っていないということに。
このことによって
アンディと同世代は、
1995年頃に7歳だった1988年世代から
2010年頃17歳だった1993年世代ほどということに。
トイストーリー4公開時
26歳〜31歳前後の人は皆
アンディと同世代だと言えるでしょう。
ですが、
子供の頃はみな
お気に入りのおもちゃがあり
同時に、記憶の隅に置き去りにされた
別れがあったはず。
そんな、どの世代の
誰しもが共感できる作品
「トイストーリー」
「4」の詳細や
ストーリーについては書きません。
ですが、
ネタバレになるようなこともあります。
まだ観ていない方はご注意を。
ブルーレイセットの1〜3を大型連休の度に見返し
ウッディとバズの等身大人形、
ハム、ポテトヘッド、スリンキー、レックス
などの仲間達のぬいぐるみを集め、
エイリアングッズをこよなく愛する筆者が、
「トイストーリー4」を観て
溢れ出る感想を綴ります。
まず、
「4」と付けて欲しくなかった。
“トイストーリー”は
・ウッディとバズの物語なのか
・ウッディとアンディの物語なのか
・ウッディの人生の物語なのか
・おもちゃの一生についての物語なのか
ここへの捉え方によって
「4」に対しての感想が
全く変わってくるものでしょう。
公開してからの2日間、
ネタバレを見ないように見ないようにと
気をつけていても見かけた
賛否両論という声。
ただただ納得。
「1」〜「3」までを
“アンディの気持ち”で、
みんなに
”愛着”が湧きまくって
“自分のおもちゃのような気持ち”で
ハラハラドキドキしながら
見守り続けてきた筆者は、
「ウッディは自分勝手」
そう思ってしまった。
「4」の中のウッディは
筆者からすると、
どこの会社にもいるような
人は良いけどお節介。
何か役に立ちたいという
積極性はあるけど、
余計なことしかしない。
そんな、
“おっさん”
のように感じた。
確かに、それが
「1」からの月日の流れ
なのかもしれない。
確かに、
ウッディは正義を貫いている。
自分に正直に生きている。
だけど、もう、
いい意味でも悪い意味でも
「ウッディじゃない。」
そんな気持ちにさせられた。
劇中で、
“アンディ”
という言葉が出る度に嬉しかった。
ウッディとバズ、みんなが一緒にいる
というだけで生まれる、あの安心感。
ただ、みんなが一緒にいて
ワイワイしているだけでよかったのに。
それだけで幸せだったのに。
一生そういうわけにもいかない
という現実を「4」で突きつけられた。
そんな気持ちになった。
それなら、
アンディといっしょに
大学に行けばよかったのに!!!
見終わって落ち着いた後。
そう口から出てしまった。
私がアンディの立場なら、
やっぱり一緒に大学に行きたかった。
そして、
あの移動遊園地に
アンディが来ることを望まずにはいられない。
自分自身がトイストーリーは、
「アンディとウッディの物語」だと
思い込んでいたんだと気付かされた。
ボニーのことも好きになれない。
ボニーのお父さんなんて本当最低!
ボーにだって、
再会しなければよかった!
みんなはこれから
ボニーとどんな人生を送るんだろう。
ウッディなんてもう知らない!
ウッディとバズがあのままだなんて。
受け入れがたい。
全てをひっくるめて、
「4」と付けてほしくなかった。
「4」としたからには、
「5」がないと納得がいかない!
筆者からすると
「1」で小さな芽が出て
「2」で花が咲き
「3」で大きな花になったものが
「4」で花びらが全て風で飛ばされたような感覚。
「3」でまとまった1つのものが
「4」でバラバラになってしまった。
どうにか1つにまとめてほしい。
心に、もやもやが残ったままの数日間。
このままじゃ、
もう「1」〜「3」を見る気になれない。
それほどまでに
打ちひしがれてしまった。
私だけが過去にすがりついてしまっているのか。
ウッディやアンディ、
みんなは前に進んでいるのに。