ドラマ“凪のお暇” 1話にみた「空気を読む」という現代病

こころ

Pexels  Wendy Wei による写真


“空気を読む”という行為は

もはや「現代病」

といえるのではないだろうか。


ドラマ「凪のお暇」

1話での主人公、凪を観て


胸がグッと苦しくなりながら

目が離せなくなった人、

多いと思う。


それは、

自分を見ているように感じたり

過去の自分を見ているような

気持ちになったからでは無いだろうか。


あの、独特な、

“共感できないけど、
穏便に済ませておきたいが為に
自分に嘘をつき相槌を打つ時”

あの気持ち


多くの人が、

一度は経験したことがあると思う。

だが、

凪のような状態だとまた別格。


それにまたプラスアルファされた、

“自分に対して
いつ矛先が向けられるか
わからない不安定な状態での嘘”

一言一言、

自分で答え合わせをしながら

発言をし、反省を繰り返す。


毎日、

息が止まるような時間を過ごす日々。


それでも

「みんなに内緒の切り札」

“慎二”の存在があった為に、

なんとか頑張って来れた、凪。

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そんな”慎二”が

目の前で自分を悪く言っているのを

聞いてしまい、過呼吸になってしまった凪。


首の皮一枚繋がっていた心が

ポロっと落ちたような気持ちであっただろう。


原因は、

慎二の言葉だけではないのだ。


会社では生きづらい

むしろ

気にしいな性格過ぎて

母親の言葉まで深読み

気を使いすぎている。


人生自体が生きづらいだろうし、

その上、

好きな人にもあんな言われよう。

そして、

誰からも連絡が来ないことで

凪の脱皮が始まった。


凪目線から見ると

慎二はとても自分勝手であるだろう。

だけど、

凪も慎二も似たもの同士だと言える。


“空気を読んで嘘をつく”

“自分が傷つく嘘をつく“

そうしないと上手に生きていけないから。


2人ともそう。

2人の違いは、

慎二は「開き直っている」

凪は「開き直れない」

というだけ。


慎二は、

開き直れない、主張ができない

凪がもどかしく

好きだからこそ意地悪をしてしまう。

“当たり散らかしている”


凪は、

恋愛フィルターがかかっている為

全部見て見ぬ振りをしてしまう。

終いには、全部が慎二のせいかのよう。

“凪は悪く無かったのか”

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社会でもよくある、

「THE 悪循環のループ」

という感じ。


そもそも、

空気を読んで”嘘をつく”ことから

全ての悪循環は始まっていると思う。


これは実社会の

学校でも、会社でも、家族間でも

本当によくあること。


“自分”が嘘をついておいて、

自分の非は振り返らず、

すべてを相手のせいにする人。

そしてその嘘を

「空気」のせいにする

“そう言わないといけない空気だった”

“そう言ってはいけない雰囲気だった”


そんな風に

自分を偽るから、

辻褄が合わなくなったり、

言動が伴わなくなったり、

人から誤解をされたりして

自分に返ってきている。


ただそれだけのこと。

「自分で自分の首を絞めてる」

ただそれだけのことでは無いだろうか。


筆者も20代の初めまでは

“凪”のようだったからこそ、

余計にもどかしい。

慎二の気持ちが分かる程。


どこかで、気づき

切り替えないと


これから先もずっと、

自分の首を絞め続ける人生になる。


その切り替えに、

環境を変えることで

挑戦しはじめた、凪。


そんな凪をみて、

悔しい慎二。

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「今後一切私に関わらないで」

といった凪に、

「また来るね」

と言い放った慎二。


これからどうなるのか!

漫画で続きが読みたい!!!

と思い漫画を調べると

現在5巻まで発売されているそう。

漫画のどこまでがドラマになるのか。

筆者はひとまず、

ドラマを見終わってから

漫画を読むことにした。


続きがきになる方はこちらからどうぞ。

コミック

Kindle版

気になるー!


漫画は分からないが、

ドラマは、いまのところ

“空気を読んできた、全ての人”

に観て欲しい。


そして、

凪のように

「自分らしく自分に素直に生きる勇気」

を、手に入れるきっかけにしてほしいと思う。

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