あなたの身近な人は、
あなたの事をどう言いますか?
例えばこの2種類の言葉たち。
A「自分の意思を持っている」
B「気が強いけど優しさがある」
C「優柔不断だけど思いやりがある」
A「自分の意見ばかり押し通そうとする」
B「人に媚を売っている」
C「一人じゃ何もできない」
対照的な言葉ですが
ABCそれぞれ同じ人を
“いい言葉”と”悪い言葉”で表しています。
前者は、
ポジティブな面を“本質”と捉え
後者は、
ネガティブな面を”本質”と
捉えている様子が伝わるでしょうか。
自分以外の人、全員に対して
ネガティブな面を“本質”と捉える人、
自分以外の人、全員に対して
ポジティブな面を“本質”と捉える人、
は、そう多く無いでしょう。
大抵の人は、
自分の好きな人のことは
ポジティブな面を“本質”と捉え、
自分の気に入らない人のことだけ
ネガティブな面を“本質”と捉えるものです。
仮に相手が、
自分の子供であっても
妻や夫、兄弟であっても。
家族だからといって
相手のポジティブな面を
“本質”と捉えるとは限りません。
反対に、
社会上でのライバル同士だからといって
相手のネガティブな面を
“本質”と捉えるとも限りません。
ここには大きく
人間性が現れてきます。
だからといって、
どちらが「良い」「悪い」とは言えません。
相手を過信しすぎて
痛い目にあうのは自分だったりするのも世の常。
ただ、1つ言えることは、
あなたのネガティブな面だけを
しつこくあなたの“本質”にしようとする人間とは
たとえどんな関係であれ、
離れて損はないということです。
ネガティブな面を
“本質”にしようとする
ということは
イコール
あなたを責めている
変えようとしている
過小評価している
バカにしている
信用していない
頼りにしていない
ということに繋がります。
親と子でも、
妻と夫でも、
上司と部下でも、
友人同士でも、
人間として尊重されてない関係は
ただの”心の毒”でしかありません。
付き合いを続けるうちに
嫌な思いをすることもあるでしょう。
かといって、
いくら頑張ったって、
相手の考え方を変える事なんて出来ません。
だからこそ、
できる事は、
自分と似た考え方を持つ人と
交流を持つ事を心がけるのみなのです。
同じようなタイプの人を
ネガティブに受けとめ、
同じようなタイプの人と
ポジティブに受け止める者同士で
一緒に過ごせば良いだけなのです。
無理に全員が全員を
ポジティブに受け止めようとしたり、
大切な人が大切にしている人だから、と
頑張ってポジティブに受け止めようとしたり、
ネガティブに受け止めている人を
無理にポジティブに受け入れる必要はありません。
社会に出ている以上、
自分の好きな人とだけ
接して生きてゆくことはできませんよね。
だからこそ、
離れられる人とは離れる
という心がけが一番大事なのです。
一番身近な人だけでも
自分のポジティブな面を
”本質”と捉えてくれる人と
一緒に居る。
ただそれだけのことが
自分を大切にする、ということに
必ず繋がるのです。
仮に自分が、他の誰かから
ネガティブな面を“本質”と捉えられても、
別の人から
第三者のネガティブな面を“本質”だと
言い聞かせられても、
「自分の意思」
「自分の気持ち」をしっかり持ち続け、
自分と合う人との交流を
心がけてさえいれば、
自ずと、
心穏やかな生活を送ることが出来るのです。
なにも、
難しいことではありません。