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あなたは”友達”という存在に
何かを求めますか?
・休みの日に相手をしてほしい
・行きたい場所があるけれど
1人じゃ行きにくいから一緒に行ってほしい
・話を聞いてほしい
・良い人を紹介してほしい
言葉通り、自分に対して
何かをして「ほしい」といった、
相手に”求める”付き合い方。
もしくは、相手が
・困っていることがある時
助けてと声をかけてもらえる存在でいたい
・辛い事があった時に少しでも
元気にすることが出来る、存在でありたい
・悲しい事があった時に何か
気分転換をさせる事が出来る存在でいたい
・嬉しい事があった時もしくは自分に
嬉しい事があった時、喜びを一緒に分かち合える存在でいたい
というような、
相手の「ため」になる存在でいたい。
相手に“与える”といった付き合い方。
あなたが友達に対して思う気持ちは
どちらに当てはまりますか?
Aちゃんとはまだ付き合いも浅いし
今のところはまだ「お互い求めている」状態かなぁ
Bちゃんとは付き合いも長くなってきて
一緒にたくさんの経験をしたし
自分の時間を犠牲にしても
「力になりたい」と思うかなぁ
友達の数が多い人は
“相手によって自分との関係性が違う”
友達もいることでしょう。
ですが、
“相手からみたあなた”も
同じような存在になっているでしょうか?
そもそも友達との
付き合い方、距離感、重要度
というのは本当に人それぞれです。
その中でも大まかに
2つのタイプに分かれるでしょう。
その1
とても仲のいい親友がいて、
いつも何かがあったなら
「どんなことでも、その親友を頼る。」
という”狭く深く”タイプの人と、
その2
たくさんの友達がいて
休日になるたびに違う友達と出かけたり
このイベントはいつも〇〇ちゃんと。
あの行事は毎年△△ちゃんと。
などと、
「友達によって役割が違っている」
といった”浅く広く”タイプ。
女性の場合は特に、
大まかに2つのタイプに分かれるでしょう。
それがいい意味でも悪い意味でも
“如実(にょじつ)に現れるのがSNS”です。
自分は親友だと思っていても
自分の知らない沢山の友達と日替わりのように
遊んでいる様子をSNSで見かけると
少し寂しい気持ちになったりしますよね。
“広く浅くタイプ”だと、
生活スタイルの変化や年を重ねて行くごとに
先々、疎遠になりがちです。
ですが、このタイプの人だと
生活環境が変わった先でも、
新しく友達を作ることを
容易(たやす)く行うことができるのです。
反対に”狭く深くタイプ”の方だと
昔からの友達、それぞれの
生活スタイルや生活状況が変わってからも
何らかの形で友情関係が続いているように思います。
自分が
どちらのタイプに属するかという事は
幼い頃や小学生・中学生の頃は
コントロールする事なく
自然と、環境や性格、友人
によって決まっていくでしょう。
そして高校生になった頃から
“中学生の時からの友達”や
“習い事や塾での友達”
“今、高校で仲のいい友達”
“趣味で出会った友達”
などの、
複数の世界での友達たち
を経験する事で、
「自分が友達づきあいをしていく上で
どんな風な付き合い方が自分にあっているか」
例えば、
・今の自分の環境を大事にしたいから
クラスメイトとの時間を最優先する。
・学校の友達よりも中学の友達の方が
一緒にいて楽しいからいつも一緒にいる。
・休日にまで学校の友人と一緒に過ごしたくない。
を選択し、
学ぶ事が出来るのです。
そこから
”自分で選んだ友達づきあい”が
始まってゆくでしょう。
そして社会人になると、
今までの全ての世界との距離ができ、
さらに
”自分らしい友達づきあい”
が出来るようになるのです。
そして、
社会人になってから、
「友達との関係を断つ」
という人も現れ始めます。
学校とは違い、
友達なんていなくても、
充実した生活が送れる為です。
「相手が本当は何を考えているのか
分からないのに仲良くしたくない」
「せっかくの休みは1人でゆっくりしたい」
「休みの日まで人に気を使うのは嫌」
そう思う事もあるでしょうし、
私は親友だと思っていたけれども
相手は私のことを利用していただけだった。
といったような、
気持ちのすれ違い/不一致も多くあるでしょう。
人の数だけ友達に対する
考え方や接し方がある中で、
もし、今あなたが
“とても気があう友達”
“心の底から親友だと思える”
“一生の付き合いをしたい”
“お互いの事をとても大事に想っている”
そう確信を持てるような友達がいるならば
それは、
「奇跡的な出会い」といえるでしょうし
時に、恋人同士や夫婦、家族間の絆さえ
上回るような関係の強さを持つ事もあるでしょう。
いつかその関係が崩れる時が必ずきます。
それは、
明日来月来年かもしれませんし
どちらかが亡くなったときかもしれません。
反対に、
そんな大事な友達なんて居ない
そう思う人にも、明日来月来年
新しい出会いや再会が訪れるかもしれません。
「後々、良い所取りだけができる」
それが”友達”という人生の中のイベントの1つ
という考え方はいかがでしょうか?