Pexels の kat wilcox による写真
いつ頃からか、
まことしやかに囁かれ続けている
都市伝説。
「付き合ってはいけない3大B」
その1. 美容師
その2. バーテンダー
その3. バンドマン
この3つのどれかを
職業にしている男性には気をつけたほうが良い
と、
女性の間で語り継がれている
“ネタ” ですよね。
確かに、
この3つのどれかを
仕事としている男性は、
女性にモテやすく
“チャラい印象” を受けがち。
ですが、
実際にこの3つのどれかを
仕事にしている男性からすると
仕事だから、
人当たりを良くして
流行りを追求して
髪を触っているだけなのに!
と美容師さんは思うでしょうし、
仕事だから、
人にお酒を作って
酔っ払いの相手をして
話を聞いてあげてるだけなのに!
とバーテンダーの方は思うでしょう。
そして、バンドマンも
音楽を仕事にしたいから楽器を練習して
売れるために人脈を広げて
ステージのために自分を磨いているだけ。
どの職種の人も
多少モテたい気持ちはありつつも、
全て仕事として
自分のためにやっていることなのに
「付き合ってはいけない」
なんて言われて心外ですよね。
ですが、
実際にモテることを利用して
楽しんでいる人が
少なくないのも事実だということは、
同業者であるからこそ
知っている人も多いのではないでしょうか。
そして、女性からすると
“付き合ってはいけない”
と聞くと、
“遊ばれる”
“貢がせられる”
”大事にしてもらえない”
なんて、
男性側が不誠実であるような
印象を受けがちですが、
実は、
付き合ってはいけない本当の理由は
上記以外ところにあるのです。
それは、
「彼氏がモテることによる彼女の不安感」
これだけなのです。
まず、
美容師もバーテンダーもバンドマンも
本当に遊びであるだけなら、
“付き合う”という選択肢を
女性に差し出しません。
これは、
3Bに限ったことではなく
どんな職業の人も同じですよね。
サラリーマンでも、
警察官でも同じ事。
それなのに
何故3Bが女性の不安を煽るかというと、
「異性との出会いが多すぎる」
ということと、
「一段上に立っている職業」
だからだといえるのです。
「異性との出会いが多すぎる」
というのは、
容易に考えつく事ですよね。
どの職業も “お客さん相手” だからこそ
日々、新たな出会いの絶対数が多いのです。
ですが、
出会い多いだけでは
モテることには繋がらないのが事実。
もっと肝心なのは、
「一段上に立っている職業」
であることなのです。
お客の立場からすると
美容師は、
自分の印象を左右する
大事な髪、頭を委ねている事で
頼ることができる存在。
バーテンダーは、
低い壁の向こうにいて
自分に、
美味しいものや
いい気分、求めているものを
提供してくれる存在。
バンドマンは、
煌びやかなステージの上で
多くの人の視線を浴びながら
自分を楽しませてくれる存在。
どれもが、
手が届きそうで届かない。
ふとしたタイミングで
手が届きそうになったなら、
思わず相手のことが欲しくなってしまう。
そんな存在であるからこそ、
多くの人の好意を受けがちなのです。
モテる彼氏。
当然、彼女の立場だと
自慢でありつつも
不安で仕方がないですよね。
だからこそ、必然的に
美容師さんは同じ美容室内での恋愛が多くなり
バーテンダーは
いつも彼女がカウンターで呑んでいて
バンドマンも
ライブの時は壁際か物販で彼女が見張る
そうなりがち。
そんな状況で
次々と訪れる新しい出会いの誘惑に
いかに耐えることができるか。
負けちゃう男性、多いですよね。
筆者の顔見知りである
モテるバーテンダーは、
顔もイマイチ、おふざけキャラなのに
毎晩のように複数の女性客が
“閉店前最後の客”の座を狙って
2人きりになれる時間を奪い合っていたり、
モテるバンドマンは、
ライブには彼女を呼んでおきながら
ライブ後の打ち上げで
毎回違う女の子とイチャイチャ、
バンドブームではない現代では
そんなこともかなり減ってきましたが、
それでも
一定数は未だ根強いのが事実。
特に、お酒が入っている
バーテンダーとバンドマンは
仕方がないとも言えるかもしれませんね。
そりゃ、男ですからね。
不二子ちゃんのような人が
胸を押し付けてきたならば
そりゃ、厳しいですよね。
ですが、もちろん
一途な人も筆者は多く知っていますよ。
自分自身が
お酒で気が大きくなるタイプだと
わかっている人が、
お酒が飲めない体質ということにして
自分をセーブしている人も少なくありません。
それだとしても、
自分の彼氏がモテるということの不安は
いつ何時も拭いきれず、
疑ってしまう自分にも嫌気がさし
案外辛いものだといえるのです。
「付き合ってはいけない3B」とは、
そんな経験をした女性たちが生み出した
都市伝説なのではないでしょうか。
そしてそこに、
近年 新しい「B」が
加わったとの噂を耳にしたのです。
それは、
「舞台俳優」
バンドブーム全盛期の頃の
バンドマンと通ずるものがあるように思えますね。
「一段上に立っていて、
手を伸ばせば届くほどの距離。」
舞台で頑張っている彼を応援したい。
夢を追いかけながらも、
やりたくない仕事までしている彼。
金銭的にも生活環境を含め支え、
精神的に不安定な彼に同情し尽くす。
それでも、
同じ劇団内の女優さんとの
仲を疑ってしまったり、
差し入れをよくしている
ファンとの仲を疑ったりしつつも
彼が舞台に立っている時の
優越感が病みつきになり
自分を犠牲にしてでも、別れられない。
そんな彼女の立場での葛藤から
NEW「B」として追加されたのには納得。
舞台俳優にも色々なジャンルがあります。
有名俳優を輩出したことのあるような
大きめのホールを回る劇団から、
地元で細々と続けている劇団、
需要がある時のみ
呼ばれるようなフリーの俳優や
歌やダンスに特化した公演をするチーム。
あとは、大衆演劇の役者も
舞台俳優に属すことが出来ます。
地方にはあまり存在しないような
印象を受けるかも知れませんが、
案外身近におり、
物珍しさから興味や独占欲が湧いてしまうことも。
そしてバンドマンと同じで、
世間的には知名度のない人物、劇団にも
熱心なファンは必ず存在し、
ひょんなことで少し名前が知れるなどすれば
一気に人気が出ることも。
こういった、
人気商売の人に惚れがちな女性は
“頼りない姿に母性本能をくすぐられる”
もしくは
“自信に満ち溢れた様子にひれ伏してしまう”
という風になりがち。
そして、
舞台俳優自身の特徴としては
口が達者である事もポイント。
どんなに不安を伝えても
どんなに怒りを伝えても
上手に言いくるめられてしまうでしょう。
新たに追加された「B」は、
みなさんどんな印象でしょうか。
これらの「 4大B 」とよばれる
職業に付いている人、全員に関して
付き合ってはいけない!
不幸になる!
苦しめられる!
辛いだけ!
痛い目にあう!
とは、
まったくもって言えません。
むしろ軽蔑とも取れる
言い方だといえますし、
4B以外の職業についている人で
最低なヤツは山ほどいます。
確かに、
“ 人気商売 ” をしている
彼や夫を持つと、
多くの女性は苦労しがちなのが事実。
ですが
自分が好きになった人ならば、
周りのことを過剰に気にせず
相手と自分を信じればよいのではないでしょうか。