あの子はお金持ちと結婚した
あの子は子供が生まれた
あの子はやりがいのある仕事を持っている
あの子はお金をたくさん持っている
あの子は立派な家を建てた
あの子は可愛い
そんな、
”現状の私では叶えられそうにないこと”
を手に入れている人って
羨ましく思ってしまいますよね。
（性格悪いくせに）（友達いないくせに）
なんて心の中で悪態をつきつつも
（私の現状なんて・・・）
とちょっと落ち込んでしまったり。
それって、間違いなく
「隣の芝生が青く見えている」だけ。
自ら、自分の人生を悪い方へ
運んでいく人はいないでしょう。
結果的になってしまったことは置いておいて、
はじめはみんな、
幸せになる為にやってきたことばかり。
たとえ、それで現状に満足していなくても
必ず毎日の生活の中に“光”があるからこそ
生きていけているのではないでしょうか。
その光を、
大事に大事にしていれば
それだけで充分じゃないですか？
例えば、
自分は賃貸のボロアパートで夫と2人暮らし。
だけど
結婚していて子供がいる友達は、
何千万もするような注文住宅を建てた。
自分は、子供が欲しいのに
なかなか授かることができず。
さらに、
家を建てれるほどの収入はなく、
収入が増える見込みもない。
なんだか切ないですが、
とてもよくある話。
でも、
結婚できているだけ
幸せじゃないですか?
一生を添い遂げたいと思える人に出会えて、
相手からもそう思ってもらえたということ。
賃貸いいじゃないですか！
生活に合わせて引っ越しが気軽に出来るし、
外の蛍光灯が切れたら、
他の人がすぐに変えてくれるんですよ？
大きな借金も背負わない気楽な生活。
子供がいなくてもいいじゃないですか！
夫婦2人だからこそ出来ることって
山ほどあるし、
子育てという責任もない。
お金も好きな時に好きなように使える。
収入が少なくてもいいじゃないですか！
生活出来ているだけで十分。
たくさんお金を持っていても、
車を買ったり詐欺に引っかかったりすると
一気に無くなってしまう。
そして、物を大切にすることを
忘れている人にはなりたくないでしょう？
“家を建てる”
って、パッと外から見た感じ
大きなお家で羨ましいとか、
自分のお家、自分の土地ってすごいとか、
財産を持っているって強み、だとか
無条件で思ってしまいがち。
“子供がいる”
って、自分は自立したと
認めさせてくれているようで、
和やかな人生になると思ってしまいがち。
“収入が少ない”
って、貧乏で贅沢ができなくて
窮屈で惨めで
性格まで悪くなってしまうように思いがち。
だけど、実際は、
人には自慢のお家でも
何十年も借金を背負って
借金を払い終わる頃には
家は時代遅れの外観でボロボロ、
災害があれば全力で守らないといけないし
家が広いと掃除も大変で、
家族の距離も自然と開きがち。
リビングからお風呂のお湯を
溜めに行くだけでも長距離散歩。
子供がいたって、
人を育てないといけないという責任から
自分よりも子供の人生を優先させ、
そこまでしても自分を慕ってくれる保証はなく
育て方が悪かったなんて責められることも。
収入が多く、
たとえ欲しいものが全て手に入ったとしても
1つ1つを大切にする気持ちを
忘れない事ができますか？
そして周りは得を求めて自分のもとへ集まり
羨まれ、妬まれ、
揚げ足を取られる事ばかりでしょう。
”結婚したいのに出来ない”
って悩んでいる人も同じ。
相手から、大事な1人に選ばれる
ってとてもすごいことに感じるでしょう。
でも、実際してみると
一緒に生活をするのが当たり前に。
家事は単純に2倍ではなく2.5倍。
1人の時間も減って、
趣味にお金もかけにくくなるし、
既婚者になればなったで、
それこそ、上のような
“マイホーム”
“旦那”
“子育て”の
マウンティング地獄。
なんだっていいことばかりじゃないってこと
本当は分かっていますよね。
誰だって、
100％満足した生活なんて送れないのです。
それなら、
現状のまま心を100%にもっていきませんか？
大金持ちで心が寂しいよりも、
貧乏でも心は暖かい方が、
何十倍も豊かな人生になると、思いませんか？
今の自分の環境を
大切にできていない人は、
きっとどんな生活を送っても
日々の生活を豊かになんて出来ません。
自分が良いと思う方へ。
人は、その人の思う方へ。
同じ方へ歩いて行っているように見えても
実際は同じ場所へ行き着く人なんていません。
人と自分を比べる前に、
自分の心と向き合って
考え方を1つ1つ正していくだけで、
豊かな生活にすることができるのです。
