ユニクロのデニムは”キッチンハイター”で色抜き出来るのか。【レポート】

グッズ

購入したのを覚えていないが

きっと7年ほど前


当時、野外での仕事が多い職についており

完全に仕事用に購入したユニクロのジーパン。


引っ張ると少しストレッチが効くもの。


デニムでも構わず

洗濯機でガンガン洗う上に、

乾燥機にまでかけていた為、

既に年季が入ってる感あり。


完全にナチュラルダメージ。

ナチュラルダメージ2。


腰回りから足首にかけて徐々に色が薄くなっており、

ひざ下は、まだこんなに青い。

裾は、自分でハサミで切って爪楊枝でほぐした


今回、デニムの色抜きをしようと思ったきっかけは

BOHOコーデ風のデニムが欲しかった為。

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オシャレ着にするためには、

片足の膝下に入っている謎の2本線

どうにかしたかったのだ。


この謎の線、

ずいぶん前についた線で

多分、乾燥機にかけて

取り込むのが遅かったせいで

クシャッと固まってしまい

それによって付いた線なのではないか

と思っているのだが、


この線の色と同じ色の薄さまで

全体の色が抜ける事を理想とし、決行。



まずはデニムの種類から。

UNIQLO

” レギュラー フィット ストレート “

という種類だったよう。

サイズはおいといて、

肝心の素材は、

「綿 72%」

「ポリエステル 26%」

「ポリウレタン 2%」

とのこと。


ネットで色々と調べたのだが、


基本的に脱色ができるのは

「綿」素材の部分らしく


「ポリエステル」「ポリウレタン」が含まれていると

その部分は “脱色できない” とのことだった。


中には、脱色しようとすると

「ポリエステル」や「ポリウレタン」の部分が

“黄色くなる” との報告もあった。

そうとわかっていても、

家には「キッチンハイター」

「クローゼットで眠っているだけのこのデニム」がある。


完全に好奇心が勝ってしまった。


例え、生地が傷むだけだとしても。

そもそも、「キッチンハイター」

デニムの色抜きを試している人はあまり居ないようで


「衣類用ブリーチ」

普通の「ハイター」

を使って色を抜いている人が多いようだった。

404 NOT FOUND | Trees To The Woods
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何はともあれ、

お金をかけずに自宅であるものでやってみる。

出来なかったら諦める。

と決めて挑戦。


試される方は、
必ず換気する事をお忘れなく。

そして、出来るだけ
キッチンハイターにお手を触れないようにご注意を。

ビニール手袋をはめ、


洗面台に、ぬるま湯を

デニムが浸かるくらいまで溜り、


そこに、キッチンハイターを200ml程度注いだ。


そして、手袋をつけた手で

デニムを沈めていく。


沈めた上から、また

キッチンハイターを200ml程度注いだ。


※5分経過

水が濁っているような。

泡が出てきている。



※30分経過

泡、どっか行った。

股の部分が結構傷んでいたので

ちょっと浮かせてみた。


※1時間経過

写真に写っている、細かい泡のようなものは

泡ではなく、繊維のようなものが浮いてきていた。


そして、デニムの角が浮いてくるので、

竹串で水中へ押し込む。


※2時間経過

水をどんどん吸ってゆく。

割り箸で少し、持ち上げてみると

かなり水が濁っていることがわかる。

汚れなのか。綿の部分の色が出てきているのか。

※3時間経過

あまりにも見た目に変化が現れない為、

ただただ傷むだけでは悲しすぎると怖気付き

これにて引き上げ。


洗剤を入れずに、洗濯1回。

洗剤、柔軟剤を入れて、洗濯1回をし


自然乾燥させた翌日がこちら。

つけ置き後
つけ置き後

下の2枚は、つけ置き前

ほんのりと

薄くなっているような。なっていないような。

白かった部分が

黄色がかったような、かかってないような。


ですが一つだけ、

決定的な変化があった部分。それは。

つけ置き後

切りっぱなしの所から出た糸が染まった。



下の写真はつけ置き前。

つけ置き前


デニムの綿の部分から色が出ていたということだろう。

つけ置き後


うーん。まだひざ下の線が目立つ。

よし、力技だ。

とは言っても、

100均の“メラミンスポンジ”


3cm×3cm×3cmが30個入っているものを

全て半分にハサミで切って袋に詰め直して常備しているもの。

ポロポロなりながら、ゴシゴシし、

スポンジの屑を取り除いて、もう一度洗濯。

乾いた次の日。

斑らではあるが、かなり薄くなった!

腰回りとおなじくらいの色味にまで

持ってくることができた。


ただ、線は未だ目立つ。


ネットでの色抜きレポートを見ると

2時間のつけ置きを4回や、

3時間のつけ置きを3回など、

何度か繰り返しブリーチ作業を行う必要があると

書いてあるサイトも多かったのだが、


綿100%ではない、

合成繊維の多く混じった

このジーンズでは限界なのだろうと感じ

痛みすぎていない現状で挑戦を諦めた。


そして、実際に破けることなどなく

ちゃんと履くことが出来た


これにて実験終了。


実際にストレッチデニムの色抜きを

試してみる場合は、

15分〜30分に一度必ず目視で確認しながら

行う事をお勧めします。



写真によっては、光の加減で
多少実際の見た目とは違う部分もあります。

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